買った下駄がきついのですが、どうすれば楽に履けますか?

前ツボ(親指で挟む部分)と、横穴(花緒の根元部分)を、繊維を伸ばすように、ゆっくりと力を込めて引っ張ります。3箇所が、数ミリずつ伸びれば、かなり楽になります。それでも、きつい場合は、ご自分より体重のある方に、 足を入れてもらって、じんわり伸ばすのも効果的です。


 花緒ズレを防ぐ方法は?

花緒ズレが出来やすい部分は、前ツボに近い親指の根元部分、左右両外側の花緒根元部分のようです。履く前に、花緒を揉んで少し柔らかくしたり、花緒のあたる部分に、あらかじめ絆創膏を2枚重ねで、貼っておくのも摩擦が軽減され有効です。お出かけの日に備えて、普段から少しずつ慣らし履きをお勧めします。


 お手入れの方法を教えて下さい。

*汚れたら洗って良いのでしょうか?・・・洗わないで下さい。特に花緒の芯が痛んでしまいます。
*しまう時に注意する事は?・・・砂、土ほこりを落とし、固く絞った柔らかい布で拭いて 陰干ししてからしまって下さい。

 下駄のサイズってあるんですか?

従来はワンサイズでしたが、今ではいろいろあります。
男性 24cm〜26cm Mサイズ  26cm〜27cm Lサイズ
女性 22.5cm〜23.5cm Mサイズ 23.5cm〜24.5cm Lサイズ 以上が、サイズの目安です。
子供用15cm〜特大30cmまであります。

 二枚歯の下駄とゴム底の下駄は、どちらが履きやすいですか?

どちらが履きにくい・・という事はありません。お好みで選んで下さって、履き慣れてください。ゴム底の方が、滑り止めの役割と、消音効果は、ありますが・・・。

 二枚歯の下駄は、どれ位まで履けるのでしょうか?随分、削れてきましたが。

均等に歯が減ってきていれば、このまま大切に履いて下さい。花緒の裏金が、地面に直接あたらない限り、花緒の交換も可能ですし、履きつづけていただけます。

 なぜ、松永では下駄が特産なのですか?

松永で下駄作りが始まったのは、明治11年(1878年)、今から120年程前の事です。海水からの塩作りが盛んで、製塩のための薪を利用して、安価な下駄の製造が始まりました。早くから機械化に成功し、大量生産が可能になり、日本一の産地になりました。


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