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※a | 足の後部を形成する踵骨・距骨・舟状骨・第1楔状骨・第2楔状骨・第3楔状骨・立方骨のことをいいます。 |
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※b | 静脈血を心臓に送り返す筋肉のポンプ作用のことで、ミルク搾りに例えてミルキングという。われわれの血液は心臓の働きによって送り出されるが、かえってくるためには筋肉の収縮による静脈の圧迫が大きな役目をはたす。つまり、運動によって筋肉が収縮するとミルクを搾るような動きで、血液を逆流させない弁をもつ静脈の血流を促す。これによって血液の循環が促進されるのである。 われわれの健康は血液の循環によって保証されている。ほとんどの病気の原因は血液と直接・間接に関係あり、血液の循環によって体の隅々まで栄養が供給され、老廃物が運び出されているのである。ゲタをはいて歩くことは、このミルキング・アクションを心臓から一番遠く、かつ、心臓より低いため血液を還元できにくい趾先から行うことになり、健康の維持増進に大きな意味を持つ。 |
※c | 人間や両生類は足の裏全体を使って歩く足蹠歩行をするが、なかでも人間の歩行は、踵から着地し⇒体重を小趾側で前に移し⇒足をアオッて体重を母趾側に移して⇒母趾・第二趾・第三趾で地面をけって前進する。これをアオリ足歩行といい、足の裏に土踏まずや小趾側の縦のアーチ、趾の付け根部や中足骨・楔状骨部の横のアーチなどによる丸天井が形成されてからできるようになる。この足の裏全体を使う歩き方は幼児期から10歳までに完成する。足の裏に丸天井(土踏まず)ができるには趾の使用が重要な意味をもつ。この丸天井の4つの機能については先に述べたが、われわれが長い距離を歩き続けるためにはアオリ足歩行でなければ無理で、アオリ足歩行ができるためには土踏まずの形成が必要である。ゲタは、鼻緒の前緒を母趾と第二趾ではさんで歩き、地面をけって進む時に趾を反らせるため、土踏まずの形成を促進する。ポックリ状のゲタは、このアオリ足歩行に適しているものである。 |
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