リラックス志向・健康志向へとファッションはリアルクロージングの時代へと様変わりし、靴から開放された足・地面を蹴る指・下駄はトレンドを意識して、ネーミングもトングサンダル・リラックスサンダルに変わり、洋服とのコーディネートによって健康とファッションの両面から世界中に強いメッセージを送るアイテムになった。
これからの下駄に求められる要素は、洋服とのコーディネートの視点である。何を着、何を履くか、すべてをコーディネートし自分らしさのスタイリングを完成させる消費者には、リラックスと健康の両面からの商品提案こそがキーポイントになる。 しかしファッションは感覚の世界であり、情緒的なものでもある、今、何が新しいか、そして楽しいかを常に求められるものである。色・素材・ディテールまで時代性が求められる。 下駄はデザインソースではあるが、消費者はサンダルとしてコーディネートする。下駄はすでにグローバルな視点で、ファッションショーの場面に登場し、諸外国からもっとも新しく、健康なはきものとして注目されている。
TPAS(トータル・プランニング・アトリエS)を主宰 靴業界、並びに皮革産業関連グッズ業界においてコーディネーターとして指導に当たる。 その間、通産省、業界主催の靴コンクールなどの審査員を委嘱される。 また、東京都中小企業振興事業団より委嘱を受け、デザイン教育等を担当。