下駄の歴史
下駄のルーツ   日本における下駄の出現
古代から中世   江戸時代
−服飾としての下駄−
明治から大正
−庶民のはきものへ−
  昭和初期から現在
松永下駄の製造工程    

 松永の下駄は、主にアメリカ産のドロヤナギ(コットンウッド)を材料として利用しています。
昭和14年に全工程機械化に成功して、現在でも当時と同じ方法で製造しています。

 それでは、松永の下駄の製造工程をご紹介しましょう。

1.松永湾の貯木場から原木を川を利用して工場に運ぶ。
2.【大割】

原木を製材。盤(大きな板)に切り分ける。
  3.【小割】

盤にした木材をさらに製材し、下駄棒(ほぼ下駄幅の細長い板)にする。
  4.【挽き放し】

下駄棒を1足分の下駄を合わせた大きさに切り分け『枕』というものを作る。
5.【天削りあご入れ】

自動両あご入れ両面天削り機で枕にあご(前の台裏)を縦挽きし、同時に両表面を削る。
6.【糸子挽】

下駄の形に切り分ける。
  7.【裏仕上】

切り離した下駄の裏を削り仕上げる。
  8.【丸め】

天の角に丸みを付けるために削る。
9.【穴あけ】

天に鼻緒をつけるための穴を三つあける。
10.【乾燥】

乾燥をするために下駄を積み上げ、風が通りやすく組む。
     
11.【選別】

乾いた生地ひび割れ、反り、ねじれ、などと良い生地を目で見分ける。
  12.【手直し】

悪い生地のキズを修正する。
13.【加飾加工】

生地を塗り、張り、彫り、押し目の加工をする。
  14.【ゴム貼り】

裏に滑り止めのゴムを貼る。
15.【鼻緒すげ】

最後に下駄の鼻緒をすげる。

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